SDA王滝100km!! 2017.11/19 

こんにちは、最近釣りにハマっている三古です。サゴシの刺身最高です♪

11/19に開催されたSDA王滝に、お客さんのM氏と参加してきました!今回は前日にしっかりホームページで開催決定を確認(笑)

今回も自分は100㎞の部、M氏は42㎞の部へエントリー。ただ寒波の影響でコースがそれぞれ変更になりました。100㎞は距離は変わらず周回コースで5周回、42㎞は23㎞へ短縮へ。周回コースになったことでトラブル等にも対応しやすいので助かりました。臨機応変な運営に感謝です。

レース前日は移動とエントリーです。この日もあいにくの雨(笑)ですが道もある程度把握できているので、移動も休憩もスムーズです。移動中も前回と同じくM氏とワイワイしゃべりながら楽しくドライブ。

お昼は絶景な蕎麦屋さんのすんき蕎麦。運転で疲れた体に酸っぱいお漬物が沁みる~

心配していた路面凍結もなく、無事王滝村へ。凝り固まった体をほぐすべく、真っ先に王滝の湯へ。

屋根がつらら?みたいに凍ってます。まさかこの時はレース中自分もバイクも凍るとは思ってなかったです。

温泉後は王滝名物、王滝食堂のいの豚丼!カーボローディングの名のもとにM氏と食欲解放!何回食べてもおいしいです♪

温まり、お腹も満たしていざ会場へ。エントリーを済まし、メーカーブースで試乗車を堪能して、選手フリートーク&説明会。

用意されたたき火がありがたい。この前から動きたくなくなります。あまりに近くへ寄るのでM氏に焦げるでと笑われます。

 

そして準備、テープで補給食ペタペタ。貼りきれないものはバックパックへ。

準備が終わるころには日も沈み真っ暗に。王滝村の夜空は、星が多く眩しい星空で最高でした!これだけでも王滝来たかいがありました。

あっという間に前日は過ぎ、いよいよレース当日に。

 

三時起き、めっちゃ寒い。本当に100㎞走りきれるのか不安しかないですが、ここまできたので出来るだけのことはしようと気合を入れて準備します。気温が低すぎて着替えがツラい。カイロをシューズカバーや手袋の中、ポケットにもしこんでなんとか着替えます。M氏は寒い中平気そうです。

準備が出来れば王滝名物スタートの場所取りの場所取りへ(笑) 今回は参加人数が少ないので前から4列目のいい位置が取れました。M氏や周りの参加者とたき火に当たり、談笑しながらスタート時刻を待ちます。

 

スタート十分前、バイクのもとに向かい、スタート前に御嶽山へお祈りが終わるといよいよスタート!!

ダートに入るまでは車が先頭でペースキープ、周りは楽そうですが自分にはキツイ。ただここで下がるとペース変動が激しいので行けるところまで先頭についていきます。心拍はだいたい170bpm超えてますがちょっと前を走るプロライダーを間近で見たいので我慢。

5キロ程登った橋の上で最前列のライダーが落車!路面が凍結していました。幸いダメージも無さそうですぐに先頭を追って行かれました。いやぁよかったよかった。

登りがそこそこキツイ。暑くなってきたので、用心して着込んだレインジャケットを脱いでバックパックへしまいます。途中20人ほどに抜かれますが、焦ってもしょうがないので登りは極力汗をかかないように、下りでは体を冷やさないようにして完走目標でマイペースに走ります。

飲んだボトルのドリンクがフローズンみたいに凍りかけてますが、今から気温が上がれば溶けてくるだろうと判断してボトルゲージへ。この判断は失敗でした。

ガーミンの気温計はこの時点で-6℃!ただ日が出ていて林の間なので思ったより寒くなく、むしろ走りやすい。

綺麗な景色の中走れてテンションも上がります!

高度があがってコースの最高点辺りはだいぶ雪深くなってきました。路面変化に富んでいて楽しいです♪

長い登りが終わってようやく下り。1周目は路面やコーナーの確認のため抑え目に。日陰のアイスバーンがあるところをチェックしながら下ります。

1周目を終えて2周目。これをあと4回か、、、と考えると心折れそうになるので深く考えないようにします。1周の登りが8kmで、登りの走った感じが六甲山の東ルートに似ている気がします。

そろそろ給水しておこう、とドリンクを飲もうとしたらボトルの口が凍って開かない!口の周りが完全に凍っています。しょうがないのでボトルをジャージの懐に入れて走ります。代わりにジェルを飲みますがこちらも低温で粘度が高くて出にくい。気温が上がるのを祈りながら走ります。

懐のボトルがなかなか溶けないので休憩所でお湯をもらい、なんとか飲めるようになりました。周りの参加者もリザーバーが凍ったりで大変そうです。

 

3周目に突入。さすがに足にきているのでギアを落としてゆっくり走ろうとフロントインナーへ。ガチャンという音と共にペダルの抵抗が無くなりました、チェーン落ちです。嵌め直しますがインナーギアにチェーンがどうしても乗りません。

泥が凍ってインナーギアが凍りに覆われてました。ヒャド当てられたみたいです(笑)

3周目からはアウター縛り…どんどん難易度が上がっていきます。氷が分厚すぎて外れないのでアウターで走る覚悟を決めて走ります。

周りの参加者と励まし合い、運営スタッフの応援に背中を押されながら走ります。ほんとに応援されると不思議と力が湧いてきます!寒い中じっとしてるスタッフの方が走るよりつらそうなのに声援ありがとうございます!

 

3周目が終わり4周目へ。このあたりでトップの選手にラップされます。軽く漕いでるように見えるのにあっと言う間に見えなくなりました。やっぱりプロのスピードはスゴイ!

勾配がきつくなり、変速すると自分の自転車から重機の様な爆音が響きます。今度はリアディレイラーが凍りました。1周ごとにどんどん凍りつきます(笑)

周りの参加者も、引っ付いた氷を石で叩いて砕いていたりサバイバルな感じに。

シングルスピード部門にはエントリーしていないのに…幸いエイドステーションは目の前、お湯をもらい何とか溶かします。

溶けましたが、足を止めるとたちまち凍りつきます。下りも足をなるべく止めないようにしますが、下りで腰を落とすのもツラくなってきました。

 

身体を引き摺るように最終ラップへ。チェックポイントで最後の休憩。

補給を取るべくパワーバーに噛りいたら歯が砕けそうになりました。これまで凍ってカマボコ板みたいになってます(笑)顎までツラい。

なんとか補給を終えて最後の登りへ。押すのと変わらない速度しか出ない。心拍も上がらなくなって電池切れかけ状態、しかし普段以上に追い込めていることを楽しみながら進みます。

気温がどんどん下がっているように感じます。路面もあちこちアイスバーン。降りて押した方がこけそう。

登り切って最後の下り。集中して下りますが腕も限界に近い。バイクもペダルを止めると今度はクランクまで凍り始めましたがここまで来たらあとは気合で進みます。

最後の方はもう少し走っていたい、早くゴールしたい、相反する感情が自分の中にありましたが、なんとか無事にゴールへ!

何とか完走できました!バイクの元の形が分からない(笑)ここまで凍るのにビックリです。持てる力は全部出し切ったので大満足です!

 

会場へ戻るとM氏も完走していました!お互い無事完走できて一安心。ケガがないのが一番です。

着替えを済ませ、会場を見て回ります。地元の方が用意して頂いた豚汁で温まり、焼き鳥、パイ、シュークリームを美味しく頂き、周りの参加者と談笑。10年出続けてる方でも今年の大会はタフだったそうです。ただそんなタフなレース終えてもみんな楽しそうですし、こういった楽しさを共感できるのが耐久系イベントのいいところですね♪

帰りも王滝食堂、豪華に焼肉定食!身体が栄養を欲しているので二人ともペロリ。

帰りの車内でもレースの内容や、来年のレースについても盛り上がります(笑)

帰りのサービスエリアでも人の優しさにホッコリします♪ありがとうございます。

寒い中応援、サポートして頂いた運営スタッフ、王滝村の方々本当にありがとうございました!

王滝を走ってみたいが100㎞走るのが不安な方はまず20㎞や42㎞のカテゴリーにエントリーしてみてはどうでしょう?目標を立てての練習や準備も面白いですし、普段では味わえない達成感がたのしめますよ♪まだ2回しか出ていませんが自分でよければ分かる範囲でお答えしますので、興味ある方スタッフ三古までお声掛け下さい。

以上sda王滝レポートでした。

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