【新車バラシ組!!】とにかく少しでも安全に、長く乗っていただくために!

はい、サイクルセンターサンワでございます!!!
ミナサマ、スポーツバイクがどういうふうに組み立てられているかご存知でしょうか?? 本日は、サイクルセンターサンワに届いた自転車がどのように組み立てられていくのかを
簡単に簡略にご紹介したいと思います。
詳しくやると書ききれませんので(;・∀・)
まず、メーカーにもよりますが大体の自転車は七部組と言われる状態でお店に届きます。
今回はクロスバイクでご説明しますね(*’▽’)

この状態から、ハンドル、ホイール、を取り付けてブレーキ調整、変速調整で終わりのお店さんもあります。組立ノルマなんかもあるかと思うので。
(;・∀・)
サイクルセンターサンワは、そういうお話とは無縁です。
時間はたくさん使って一度バラしまっせ!!

まず、シートポストをフレームに差し込もうと思いますが、残念ながらアルミバイクはバリが出てますのでこちらの処理をしていきます。

ここでグリスを塗ります。この工程がないとシートポストとフレームが固着してしまい、最悪車体が使い物にならなく事案もあります。

梱包を剥いでいきます。車体に傷がつかないように、慎重に作業していきます。

大きな傷、細かな傷、塗装不良などを調べていきます。勿論、作業していて見つかる傷もありますが、ここで見つけられる場合が大半です。
(^_-)-☆

そして、ボルト類を一度すべて抜いていき、グリスを塗布していきます。この作業で、ねじ山がちゃんと生きているか、ボルトなどに不具合がないかの確認にもなりますので大事ですヨ
(*’▽’)

ディレイラーハンガーも確認します。
モチロン、リアディレイラーも取り外しグリスを塗布してから指定のトルク値でしめていきます。
よくある話が、リアディレイラーハンガーのネジが工場出荷時に六角穴を舐めていたり、ハンガーがそもそも違うのがついていたりという事があります。

ステムもそうですね。
ネジはしっかりとグリスアップします。

もちろん、ヘッドも開きます。
ほとんどグリスが塗られていません。どうしてもこの状態で長く運用すると、汗や雨などでベアリングが錆びて傷んでしまいやすいです。

こういった見えないところのボルトもしっかりとグリスアップしていきます。
当たり前のことですが、見えないところをちゃんとやらないとダメですよね(^_^;)

ブレーキワイヤー、シフトワイヤー一度すべてグリスアップします。
締め付けられすぎて使えないものは全て交換します。

アウターケーブルにはラスペネを流し込んでいきます。少しでも引きを軽く、錆びないようにするために。
(*’▽’)

ワイヤー類、ヘッド、すべてグリスアップを施していきました
……
まだです
まだ終わらんのです

大事なところのグリスアップが忘れています。
BB回りは非常にグリスが大事です。消耗したときに固着して外すことができないときがあります。そもそも、フレームのねじ山がつぶれていることもあります!
そもそもまっすぐ付いてないときもありました
まっすぐついてないと安全面で非常にマズいです。
(;^ω^)

どうでしょうか、実際外してみると何もしてない完成車はグリスはほとんど塗布されていません。これはあまりよろしくないです。特に細目のねじを使われるBBにはしっかりとグリスを塗布し

既定のトルク値でしっかりと締めます。

次はホイールになります。スプロケットも一度外して締め直し、ホイールのフレ、センターがでているのかも確認します。
完成車のホイールはほぼほぼ振れており、センターもでてないことが大半です。
(‘◇’)ゞ

リムテープもはがしてやり、バリを取ります。
こういったところのバリを放置していると、リムテープが破れやすくなりパンクの原因にもなってきます。一般車と違ってクロスバイクも普通になん十キロと乗りますので、ちょっとでもパンクリスクを減らしておきたいです。
(;^ω^)

あとは、変速の調整、ブレーキの調整、サドル調整、レバーの位置など、すごいたくさん細かい事などをして
最後の仕上げはワコーズのバリアスコートで磨きます!!

で、で、でーん!
こうしてようやっと形になるのがスポーツバイクです。
もちろんですが、この作業はキッズバイク、クロスバイク、ロードバイク、グラベルロード、マウンテンバイク、いろいろと種類はございますが、変わらずに行われます。
車種によってはケーブルの取り回しなども一度すべてやり直しますので、工程はどんどん増えていきます。
外見はどこにでもあるジャイアントのSNAPですが、新車でオーバーホールをされた状態ですのでより長く安心に乗っていただけるはずです。
すこしでも安全に長く楽しくお乗りいただければーーです。
ただ、これだけではなくサンワでは定期点検を実施しております。
三ヶ月目以降の点検では一度預かり、増し締め、ホイールの振れ取り等を行います。以後もすべてこの点検や調整は無料で行っております。
交換パーツが発生した場合は修理あつかいになります
少しでも長く相棒とご一緒に過ごしていただけたらとーーー思います