スルーアクスルが標準になってきたからこそ、トルクスとヘックスレンチの違いを
毎度おおきにサイクルセンターサンワです。
(`・ω・´)
お休みの日に寒いから自走はやめて、輪行される方も多いのではないでしょうか?? ディスクロードの輪行、確かに二つ三つ小物が必要になるのですが、
ところで、スルーアクスル皆様はどのような工具で閉められているでしょう? レバーで閉めこむタイプもありますので、完成車のままだとそういったタイプもございますよね。
ただ、多くの場合は六角レンチを差し込んで閉めます。正直、固定力もこっちの方がある程度締め付けトルクを出しやすくなるのでいいのですが、
一つ間違えるとエライこっちゃになるお話です。
まず、こちらに二つの工具がございます。
いわゆる六角穴を閉める六角レンチ=ヘックスレンチです
もう一つが星形を閉めるレンチ=トルクスレンチです。
じつはこちら全く違います。
もし仮に、六角穴にトルクスを閉めるとどうなるのかーーー
こうなります。
ここまで穴がつぶれてしまうと六角レンチの六角穴が、トルクスの星形の端で削られ、穴自体が丸くなり掛かりが悪くなり、ガタガタで周り始め適正な力を加えることができなくなります。
なにより外せなくなります
ちなみにトルクはかなりピンピンの角になるので、工具自体も精度が終わります。
(;゚Д゚) イイコトナイヨ
アクスルもちゃんとしたモノだとそんなに安くはございませんし、工具を使われる際はしっかりと奥まで差し込んで、形のあった工具で閉めましょう。
スポーツバイクは軽量化のためアルミで各所を作られることが多いからーーではなく、鉄でもステンレスでも関係なく形の合わない工具を入れれば普通に穴の形はカンタンに変わります。
同じ穴と工具を使っても差し込みや、摩耗が激しければ簡単に舐めます(穴がつぶれます)ので、
お気をつけてください。
最悪、大がかりな修理になることもございますので
ちなみに今回も抜くのが非常にタイヘンデシタ
( ;∀;)