続・中古車より安い新車あります。
「中古車」は安いというイメージがありますが、けしてそうではない、ということを「中古車より安い新車あります」というブログで触れましたが、今回はその続編ということで、「中古車」に対する見方を改めてご紹介させていただきます。
まずはじめに「中古車」のことを一部では「リユース(REUSE)」という名称で表記してる場合がありますが、これはもちろん「中古車」のことですので、お間違いなく。
さて、本題です。
ある中古車販売サイトを見ていると、ちょっとこれは気になるな、という記載を見つけました。
以下、抜粋。
商品の状態につきまして、傷や劣化、販売時と異なるパーツに交換されている場合がございますが、詳細についてのお問い合わせは受け付けておりません。
自転車には車検がありません。
ですので、事故歴や前オーナーがどのような状態で乗車していたのかが、判断が付かないのが事実です。
「中古車」においては、見た目以上にその点が重要なポイントとなり、新たなユーザーが、一番気を付けなければならないはずです。
しかし、上記の内容において、当自転車の傷や劣化については、「詳細についてのお問い合わせは受け付けておりません」とあります。
本来「中古車」であればなおさらのこと、「傷や劣化」の状態を明確にすべきなのですが、その詳細については答えられないとは、これでは購入しようにも出来ないはず、商品としての説明がなさ過ぎます、無責任とすら思えてきます。
このような状態の自転車を乗車するにはリスクが高過ぎますし、もちろんメーカーの保証もありません。
そして、販売店側にも判断できない状態なので、言い換えれば、その後のことは誰も関知しませんということに。
果たして、そのような悪条件の中で、「中古車」をあえて購入するメリットはあるのか?
「価格が安い」
一概に全ての商品がそうとは限りません。
まず、こちらをご覧ください。
※写真はイメージです。
ある中古販売サイトのロードバイクです。
キャノンデール CAAD9 ロードバイク 2010モデル (2018.5.26現在)
8年前のアルミロードバイクで、コンポーネントは一世代前の20段変速のSHIMANO 105です。
※「詳細についてのお問い合わせは受け付けておりません」モデル。
価格 ¥152,821 (税込)
こちらは、現在当店にあります同グレードのアルミロードバイクです。
TREK EMONDA トレック エモンダ ALR 5 (2018.5.26現在)
2017モデルで、コンポーネントは22段変速のSHIMANO 105が搭載されてます。
★詳しくはコチラ >>
価格 ¥139,900 (税込)
と、一年型落ちの新車の方が価格は安いのです。
その他、少し見渡せば、お買得な新車はたくさんあります。
もちろん、当たり前ですが、メーカーの保証もちゃんと付きますので、安心です。
さらにこちらも参考までに。
キャノンデール CAAD12 2018モデル SANWAオリジナル仕様 (2018.5.26現在)
アルミフレームがCAAD9 → CAAD12へと3段階バージョンアップしています。
22段変速のSHIMANO 105の最新アルミロードバイクです。
※フロント&リアライト、カギ 付属。
定価 215,136円が・・・・
販売価格は店頭発表!
と、店頭発表で申し訳ございませんが、あと少し費用を足せば、最新の軽量アルミバイクが手に入るのです。
より深く読み解けば、あらゆるリスクが付きまとう「中古車」。
ふと周りを見渡せば、「新車」でも「中古車」よりもお買得な自転車はたくさんあります。
ましてや、オークションやフリーマーケットでの販売においては、自転車の資格や専門知識すらないことが大半ですので、中古販売店とは比較にならないくらい、最も危険で、最もリスクの高い、最も購入してはいけない購入方法といえるでしょう。
ただし、何か不具合が生じても、メーカーやお店に頼らず、全て自己責任で解決できるという方は、この限りではありません。
スポーツバイクを安全・安心で、より快適なサイクリングライフを得るためには、新車をプロショップで購入することが、最もベストな選択だと思います。
当店では、一人でも多くの方に購入後のリスクを減らし、スポーツバイクを長くご愛用いただくために、さらにはこのスポーツバイク市場が、クリーンで健全になるために、これからもグレー(ブラック)な問題を発信していきます。